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俵星玄蕃 (曲) : ミニ英和和英辞書
俵星玄蕃 (曲)[たわらぼしげんば]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひょう, たわら]
 【名詞】 1. straw bag 2. bale 3. sack 4. bag counter
: [ほし]
 【名詞】 1. star 
: [きょく, くせ]
 【名詞】 1. a habit (often a bad habit, i.e. vice) 2. peculiarity

俵星玄蕃 (曲) : ウィキペディア日本語版
俵星玄蕃 (曲)[たわらぼしげんば]

俵星玄蕃(たわらぼしげんば)は、三波春夫シングル及び楽曲。1964年4月発売。「長編歌謡浪曲」というジャンルの代表的な1曲。正式名称は「長編歌謡浪曲 元禄名槍譜 俵星玄蕃」である。
== 概要 ==
作詞は北村桃児(三波自身のペンネーム)。作曲は長津義司
忠臣蔵」(赤穂事件)にからんだ架空の人物である俵星玄蕃〔情報収集のため、そば屋に扮した杉野次房(杉野十平次)との逸話は、講釈師が創作したものとされるが三波は自著「真髄 三波忠臣蔵」(小学館)で”私の十八番、長編歌謡曲の主人公・俵星玄蕃の初出は文化2年(一八〇五年)に『江戸名釈看板 雪の曙 誉の槍』という題名で語られています。浪曲では、名人と謳われた桃中軒雲右衛門が明治から大正にかけて口演していました。”と記している。『歌がこんなに上手くなって良いのだろうか!?: あなたにも出来る「日本人のための究極歌唱法」』 (江本弘志)より〕を主人公とした曲。三波は歌手になる前は浪曲師であったが、戦前に全盛期を終えた浪曲の良いところを残したいと願い、長い浪曲をコンパクトにまとめて短くし楽しんで貰おうと「長編歌謡浪曲」というジャンルを確立し、多数の作品を自ら作詞・作曲してリリースしたが、「俵星玄蕃」はその代表作。歌謡曲の部分、浪曲では啖呵と名付けられているセリフの部分、浪曲のフシの部分、といった構成で成り立っている。
一つのストーリーを1曲にまとめてはいるが、すべてを歌いきるのに8~9分を要する(一般的な歌謡曲なら2曲分の長さである)ため、時間が限られるテレビ出演時などにはおもに浪曲部分をカットして歌うこともあった。
三波自身は迫力ある所作で演じていた。また現在でも、日本舞踊の題材として用いられることがある。2011年6月にリリースされた三波春夫のボックス入りのCDセット「終り無き歌藝の道」には、実娘の三波美夕紀がこの「俵星玄蕃」ほか9曲を振付して踊っているDVDが入っている。
三波は1964年の『第15回NHK紅白歌合戦』に出場した時にはその年を締め括る大トリとして本楽曲を歌唱した。また、1999年の『第50回NHK紅白歌合戦』に生涯最後の紅白出場を果たした際にもこの曲を歌唱した。1999年・第50回に出場した際には、当時76歳だった三波のこの時の歌唱が、60年に及ぶ歌芸の集大成とも評された。
先述の通り、本曲は多様な素養を必要とする曲で、かつ歌詞も長大であるために歌いこなすには相応の高いレベルが求められる。現在は女性演歌歌手の島津亜矢テレビ番組などで披露している。ほかに、アイドル演歌歌手の山内惠介が自分のコンサートで「俵星玄蕃」を歌っており、2010年、2011年にリリースされたDVDにその場面が収録されている(山内は三波の「長編歌謡浪曲 赤垣源蔵」も歌っており、2012年リリースのDVDに収録している)。演歌歌手の三山ひろしは、2013年リリースのアルバム「歌い継ぐ! 昭和の流行歌Ⅳ」で「俵星玄蕃」をカバーしている。また変わったところでは、落語家柳亭市馬が持ちネタの一つとしており、CDまで発売している。俳優の風間杜夫も、多年にわたり自分の公演で派手な和服を着て熱唱して好評を得ているが、2011年にBS日テレで放送された「三波春夫スペシャル 不滅の金字塔! その歌藝のすべて」の中で「長編歌謡浪曲を上演することは、役者として勉強になる」という意味の発言をしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「俵星玄蕃 (曲)」の詳細全文を読む




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